トヨタ自動車がフルモデルチェンジして発表した『カローラ』に、送風機能を装備した「運転席ベンチレーション&ヒーター付ファブリックシート」が採用された。トヨタ紡織、トヨタ自動車、デンソーの3社が共同で開発した。
今回開発した送風シートは、暑い時はシートの背もたれと座面から風を出して暑さを軽減し、寒い時にはシートに内蔵したヒーターにより肩や腰、下肢を温めるというもの。コンパクトカーへの送風シート搭載は初となり、カローラアクシオ「1.5LUXELグレード」の運転席に標準装備される。
コンパクトで高効率な遠心ファンを内蔵するとともに、通気性に優れたファブリックを表皮に採用した。さらに、乗員が快適と感じる場所に送風口を配置した。また、遠心ファンをシートの背もたれ上部に配置することで、コンパクトカーにおいても後部座席にゆったりとした膝前スペースを確保している。