ゼットエムピーは、市販車のハイブリッド車をベース車両とした「RoboCar HV」を開発した。
RoboCar HVは、トヨタ自動車の「プリウス」がベース。車載ネットワークCAN(コントロール・エリア・ネットワーク)を通して、速度やエンジン回転数、シフトポジション、加速度など、ベース車両に搭載されているセンサ情報を取得できる。また、同社独自のコントローラによってステアリング、アクセル、ブレーキの制御が可能。
制御BOXでユーザプログラムを実行できるほか、ユーザが開発したシステム、ソフトウェアを追加することもできる。自動制御モードとマニュアルモードの切り替えが可能。
実験車両によってセンサやカーナビなどのデバイスの評価、車載通信や車車間通信、運転支援技術の研究開発などに活用できる。
価格は税別1200万円。
実験車両は5月23日から開催される「人とくるまのテクノロジー展2012」と、5月30日から開催される「次世代自動車産業展2012」に初出展し、デモンストレーションを実施する予定。