2011年、世界新車販売でGMに首位の座を明け渡したトヨタ自動車。そのトヨタが2012年第1四半期(1-3月)、世界新車販売台数でGMを上回り、首位に返り咲いたことが分かった。
これは、トヨタとGMが公表した決算資料から明らかになったもの。それによると、GMの2012年第1四半期世界新車販売台数は、前年同期比2.7%増の227万8000台。北米や中国での販売は好調だったものの、欧州などでの販売不振により、伸びが鈍った。
一方、トヨタ(ダイハツと日野を含む)の2012年第1四半期世界新車販売台数は、GMを20万台以上も上回る248万5000台。前年同期比は18.4%増と大きく伸びた。
トヨタの第1四半期世界販売の大幅な伸びは、米国での回復が大きな要因。米国では第1四半期、前年同期比12.3%増の48万7284台を売り上げた。新型『カムリ』が37.2%増の10万5405台、『プリウス』も42.3%増の6万0858台と、大幅増を記録している。