英国ロータスカーズは11日、『エヴォーラ』をベースに開発したレース専用車、『エヴォーラGTC』を発表した。
同社は2010年、『エヴォーラGT4エンデューロ』(ENDURO)を発表。国際耐久レース参戦を目的に開発された同車の進化バージョンが、今回発表されたエヴォーラGTCだ。
エヴォーラGTCのハイライトが、軽量化の推進である。ドア、ルーフ、エンジンカバーをカーボンファイバー製に交換。さらに、サイドとリアのウィンドウは、アクリル樹脂製とした。これにより、エヴォーラGT4エンデューロ比で30kgの軽量化を実現。エヴォーラGTCは、重量1130kgに抑えられる。
この軽量ボディのミッドシップには、4.0リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力は450ps、最大トルクは46.9kgmと強力だ。トランスミッションは、パドルシフトの6速シーケンシャル。
またエヴォーラGTCでは、新たにオーバーフェンダーを追加し、ワイドタイヤの装着が可能に。ロータスカーズによると、トラクションコントロールとボッシュ製ABS採用の効果もあって、ウエット路面での戦闘能力を大幅に高めているという。