マセラティ・ジャパンは11日、イタリアのファッションブランド「フェンディ」とのコラボレーションによる特別限定車『マセラティ グランカブリオ フェンディ』を発売、港区にあるイタリア大使館で各界の著名人を招いた発表会が行われた。
イタリア大使館では過去にフェラーリ『FF』や、フィアットとグッチのコラボレーションモデル『500 by Gucci』』の発表会が行われるなど、イタリア車メーカーにはなじみの深い場所。豪華な庭園を備えるイタリア大使館の前身は、伊予松山城主松平定直の屋敷であり、忠臣蔵として知られる元禄赤穂事件とも関わりが深いという。
マセラティ・ジャパン代表取締役社長ファブリッツィオ・カッツォーリ氏は、「マセラティとフェンディは異なる分野で事業を展開しているが、両者にはそのDNAにはっきりと刻み込まれた共通の価値観がある。それはメイド・イン・イタリアを信じる気持ち、クラフトマンシップを信じる気持ちだ」と述べた上で、「こうしたバックグラウンドを持つ両者がコラボレーションするのは当然の成り行きであった」と語り両者が密接な関係にあることを強調した。
また、発表会にはマセラティのオーナーやファッションモデルの他、ファッションデザイナーのドン小西さんが招かれるなどして、会場に花を添えていた。
マセラティ グランカブリオ フェンディは世界生産台数50台で日本には2台が導入される予定。その内1台についてはすでに予約が入っているという。価格は2639万3000円。