フォードモーターは8日、4月の中国新車販売の結果を公表した。総販売台数は5万4881台。前年同月比は24%増と、3月の11%減から一転、2か月ぶりに前年実績を上回った。
フォードモーターの中国合弁には、乗用車の長安フォードマツダ(CFMA)と、商用車の江鈴汽車(JMC)の2社がある。
長安フォードマツダの4月販売のうち、フォードブランドは3万4108台。前年同月比は30%増と、2か月ぶりに前年実績を上回る。
30%もの伸びを記録した大きな要因が、4月に発売された新型『フォーカス』。発売から数週間で、販売台数は9400台に到達する人気ぶりだ。また、中型セダンの『モンデオ』も、引き続き支持を集めた。
また、江鈴汽車の4月実績は、前年同月比16%増の2万0773台。こちらは、商用車の『トランジット コネクト』が主力車種となる。
フォードモーターの2012年1‐4月中国新車販売は、17万6274台。フォードチャイナのデーブ・ショッホ会長兼CEOは、「新型フォーカスに続いて、多くの魅力的な新型車を中国市場に投入していく」と述べている。