マツダ山内社長、打てる手はすべて打ってきた

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アテンザ/マツダ6(北米仕様)
  • アテンザ/マツダ6(北米仕様)
  • メキシコ工場の起工式(2011年10月)

マツダの山内孝社長は27日の決算会見で、2012年3月期までの最終損益が4期連続の赤字になったことの経営責任について「私ども経営陣は、(中期計画策定の)10年4月以降、打てる手はすべて打ってきた」と釈明した。

山内社長は、ここまで「打った手」について、採算割れの米国工場から『アテンザ』の生産を防府工場(山口県)に移すことや、メキシコへの工場進出、さらに中国およびタイでの能力増などを挙げた。そのうえで、これらの布石の成果は「すべてこれから出ることになる」と述べた。

一方、黒字転換をめざす今期については「一番大切なのは、一層のコスト削減などにより円高への抵抗力を強め、今後の海外生産の拡大に備えること」と語った。そのために、今年2月にコスト削減の加速などを盛り込んで策定した「構造改革プラン」を「着実に実行していきたい」と強調した。

《池原照雄》

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