ホンダは27日、2013年3月期の連結業績予想を発表した。今期から「グループ販売」として表記する4輪車の世界販売は、過去最高の430万台(前期比39%増)を計画、営業利益は約2.7倍の6200億円と大幅な増益をめざす。
2輪車も最高の1660万台(10%増)を計画しており、売上高は29.6%増の10兆3000億円を見込んでいる。
為替レートは1ドル80円、1ユーロ105円を前提としており、営業利益段階での影響はゼロとした。純利益は約2.2倍の4700億円を予想している。
会見した岩村哲夫副社長は、4輪の販売計画について「昨年は自然災害の影響で落ち込んだ。北米での新型アコード投入や、アジア各国でのバックオーダーなどを考えると間違いなく市場の伸びを上回る販売はできる。潤沢な生産により430万台は達成できると確信している」と強調した。
前期(12年3月期)は4輪の売上台数が11%落ち込むなどにより、営業利益は59.4%減の2313億円、純利益は60.4%減の2114億円の大幅減益となった。