【新聞ウォッチ】ゴールデンウィーク始まる、日産は10日間の連続休暇

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年4月27日付

●小沢元代表無罪 消費税攻防本格化、民主・資格停止8日にも解除(読売・1面)

●任天堂初の赤字、上場以来(読売・2面)

●高速4社、社長交代へ国交省民営化効果に疑問(朝日・1面)

●トラック販売快走中、復興需要、補助金で買い替え、メーカーは増産急ピッチ(朝日・11面)

●渋滞の元スマホでチェック、ホンダ開発(産経・12面)

●高尾山臨時駐車場を確保GWの渋滞緩和期待(東京・30面)

●VW・現代自、欧米で激突、小型車を武器に販売2ケタ増、互いの先行地域に攻勢(日経・7面)

●3年で2300億円日野自動車が投資、国内工場を増強(日経・11面)

●日産から「シーマ」調達 三菱自動車(日経・11面)

●三菱自、4%増益、海外生産、国内を逆転、今期最終(日経・15面)

ひとくちコメント

大型連休(GW)がいよいよスタート。5月1、2日を臨時休業とすれば、今年は9日間の連続休暇も可能になる。もっとも、日産自動車は4月28日から5月7日までの10日間という超ビッグな連休を予定しており、実にうらやましい限りである。

そんなGW前に紙面を賑わせているのが「小沢一郎民主党元代表の無罪判決」。判決が下ったのは26日午前10時過ぎ。その日の夕刊に続き、きょうも朝日と日経を除く4紙が1面トップ記事。政治面、社会面、社説のテーマでも一斉に取り上げている。各紙の見出しが興味深い。例えば、読売の社会面は「判決『当然』『グレー』 」「『なぜ無罪』悔しさ」、朝日も「完全無罪」「なぜ無罪」、毎日は「ほとんど有罪だ」「元代表側『完全無罪』」、東京は「道義的責任消えず」などと、検察官役と弁護団との見解の相異を取り上げている。

司法や政治のことは門外漢なのでコメントは控えるが、裁判官が下す判決は白か黒。つまり「有罪」か「無罪」しかない。それが紙面では「完全」とか「グレー」とかの別の表現で取り上げることで、読者は頭の中が余計に混乱してしまう。

GW明けには消費税増税をめぐる与野党の攻防が本格化するというが、東京の社説は「権力闘争は政治に付きものであり、活力を生む面はある。しかし、大震災と原発事故後の非常時だ。不毛な政争に費やす時間があるなら、よりよい生活のための政策を一つでも多く実現してほしいというのが国民の願いに違いない」と指摘している。まったく同感である。

《福田俊之》

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