マツダとフォードモーターは25日、タイの合弁工場のオート・アライアンス・タイランド(AAT)に2700万ドル(約22億円)を追加投資し、生産能力を増強すると発表した。
AATでは現在、新型の小型ピックアップトラックとして、マツダ『BT-50』とフォード『レンジャー』などを生産中。タイ国内や海外市場に向けて出荷している。今回の生産能力の増強は、両車に対する需要がグローバル規模で伸びていることへの対応だ。
今回の追加投資は、2011年に続くもの。これにより、同工場の年間生産能力は24万台と、現行比で2万台拡大することになる。
マツダの中峯勇二取締役専務執行役員は、「今回の追加投資は、新型BT-50の予想を上回る需要へ対応するだけでなく、フォードとマツダの戦略パートナーシップが継続されていることを示すもの」とコメントしている。