日産自動車が顧客情報など、さまざまな情報を管理しているグローバルコンピューターネットワーク。このネットワークが、サイバー攻撃を受けていたことが判明した。
これは20日、日産自動車の米国法人、北米日産が明らかにしたもの。日産自動車のアンディ・パーマー副社長は声明を出し、その中で「日産のグローバルインフォメーションシステムのネットワークに、不正侵入の形跡が見つかった」ことを明らかにしたのだ。
この不正アクセスが発覚したのは、13日。日産社内のセキュリティチームが、ネットワーク上にコンピューターウィルスを発見したのだ。同社は直ちに、システムとデータの保護に着手。幸いなことに、世界中の顧客、従業員、取引先などのデータの外部への流出は、認められなかったという。