三菱自動車工業の益子修社長は23日、北京モーターショーのプレスカンファレンスで、中国での新車販売を2015年に30万台に拡大させる計画を表明した。11年の実績である16万4000台から約9割の増加を目指す。
三菱は、広州汽車集団と年内に生産開始予定で新合弁の設立準備を進めている。新会社では今後5年後に年産30万台の供給能力を整備する計画。
また、生産会社は未定だが14年の早期にワールドコンパクトの『ミラージュ』も現地生産するなど、投入モデルも充実させる方針だ。益子社長は、日本記者団との懇談で、「仮に中国市場が停滞するとしても年1800万台規模なので、市場は極めて大きい」とし、意欲的な販売計画で臨む方針を表明した。