ホンダ、自動芝刈りロボットを公開…ヨーロッパ市場向けに商品化目指す

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ホンダ自動運転芝刈り機
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ホンダは23日、自動運転芝刈機の試作機を報道陣に公開した。自走式の芝刈りロボットで、主に欧州の一般家庭向けに商品化を目指しているという。

芝生の境界に沿って埋め込まれた信号ワイヤーから発せられる境界信号を検知して、芝生の外に出ないよう自ら転回、ランダムに自動走行しながら芝を刈る仕組み。搭載したバッテリーの容量が少なくなると自ら充電ステーションに戻り自動的に充電するという。

ホンダの取締役専務役員で本田技術研究所の社長も務める山本芳春氏は「すでに我々は小型芝刈り機ではヨーロッパで非常に大きなシェアを持っているが、ロボット化したいという要請が非常に強い」と開発の背景を語った。

同様の製品はすでにヨーロッパのメーカーが販売しているが、山本専務は「木にぶつかったり砂利に乗り上げたりした時のコントロールをしっかりやって、ご迷惑をかけない。人が見ていない所で動いているのでやはり止まってしまうのが一番困るわけで、そこの精度や機能は相当上げていきたい。それと通信系でモニターしたり外部コントロールしたりといったところを進化させる」ことで差別化を図るとしている。ただ具体的な商品化の時期は明らかにしなかった。

本田技術研究所汎用R&Dセンターの担当者によると1000平方メートルの芝生の場合、毎日1~2時間、週5日間ほど稼働させることで、適度な長さの芝生をキープできるという。また刈った芝はそのまま散布するため、後始末が不要な上、芝の養生にもなるとしている。

《小松哲也》

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