【ニューヨークモーターショー12】スバル XVクロストレック…米国市場が求めるクロスオーバー

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スバルXVクロストレック(ニューヨークモーターショー12)
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米国で4日に開幕したニューヨークモーターショー12。スバル(富士重工)のブースでは、『XVクロストレック』がデビューを飾った。

スバルは2011年9月、フランクフルトモーターショー11において、新型『XV』をワールドプレミア。新型『インプレッサ』の5ドア(日本名:『インプレッサ・スポーツ』)をベースに、クロスオーバーに仕立てた派生車種だ。欧州ではXV、北米ではXVクロストレックの車名で発売される。

ところで、スバルの米国主力車といえば、『アウトバック』(日本名:『レガシィ・アウトバック』)だ。同車は2011年、米国で前年比12.1%増の10万4405台を販売し、スバル車としては唯一、10万台の大台に乗せた。レガシィ(日本名:『レガシィB4』)の2011年米国販売実績が4万2401台だから、アウトバックの人気ぶりが分かる。

『レガシィ・ツーリングワゴン』が導入されない米国では、レガシィのワゴンといえば、このアウトバックを指す。アウトドアをイメージさせるルックスや、引き上げられた車高がもたらす悪路走破性の高さが人気の要因だ。

今回発表されたXVクロストレックは、いわば「インプレッサ版のアウトバック」と受け取れる。インプレッサ・スポーツに対して、車高を引き上げ、グランドクリアランスは220mmを確保。フェンダーエクステンションやルーフレール、専用デザインのアルミホイールなどを装備され、イメージチェンジが図られた。ガソリンタンクの容量も拡大されている。

米国市場が求めるインプレッサのクロスオーバー、XVクロストレック。現地では今秋、発売される予定。

《森脇稔》

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