トヨタ自動車は、社会貢献活動の一環として、「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」による復興支援チャリティー・コンサートを4月7日、宮城県仙台市で開催した。
開演に先立ち行われた記者会見には、宮城県知事の村井嘉浩氏、芸術監督のペーター・シュミードル氏、トヨタからは社会貢献などを担当する専務役員の早川茂が出席した。
芸術監督のペーター・シュミードル氏は「音楽は悲しい心を生きる希望に変える力がある。みんなで将来に向かって一緒に頑張っていきましょう」と語った。
早川専務役員は「東北から日本の未来をつくるという考えのもと、自動車産業、新規プロジェクト、社会貢献の3つの柱を通して、東北の復興をあらゆる形で応援していきたい」と述べた。
また、早川専務役員より村井知事に、本公演のチケット売上の全額を岩手・宮城・福島の孤児・遺児育英基金へ寄付する目録が手渡された。
トヨタは東日本大震災により被災された地域の支援活動を「ココロハコブプロジェクト」として様々な形で展開しており、このコンサートもその一環。
なお、トヨタは「東北を第三の生産拠点」と位置付け、宮城県にあるセントラル自動車の敷地内には、域内調達拡大を目的とした「東北現調化センター」や企業内訓練校「トヨタ東日本学園」の設立など、現在、地域と一体となった取り組みを進めている。