HRTがFIAに対しケータハムの調査を要求

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フォースインディア2010年
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  • ロータス・レーシング2010年(現ケーターハム)
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  • HRT2010年、ドライバーは山本左近
  • HRT2010年、ドライバーは山本左近

F1チームのHRTは、2010年中のフォースインディアが知的所有権を有していたパーツの流用で、ケーターハム(当時ロータス・レーシング、のちチーム・ロータス)が実際に利益を得たかどうかの調査を、FIAに要求したと公表した。

きっかけとなったのは、ロンドンの裁判所が、乱流生成翼(ボーテックスジェネレーター)リヤブレーキダクトの下半分、リヤビューミラーなどを具体的に指摘して、フォースインディアのCADファイルのコピーをケーターハムが入手したと認定した判決だ。ケーターハムはすでに法的に賠償を命じられたが、ことの成り行きによってはFIAからこれを上回る処分を科される可能性がある。

HRTがこの問題をあえて持ち出した理由は、ケーターハムの2010年リザルトが遡及で取り消された場合、2500万ドル前後の分配金がHRTに転がり込むからだと言われている。

「HRTは英国高等法院判決を踏まえた再調査を正式に要求し、今後も適切と判断するあらゆる手段を行使する。仮に不適切な行動によって利益を得た者がいたりHRTの不利に働いていたのなら、断固とした姿勢を示すことになる」

コンコルド協定第三条には、チームは知的所有権を有しない特定のパーツの使用を禁じると書かれている。

《編集部》

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