フォードモーターとPSAプジョーシトロエンは5日、ディーゼルエンジンに関する提携の見直しを発表した。
両社は過去12年間にわたって、排気量1.4から1.6リットル、および排気量2.0リットル以上の2種類のディーゼルエンジンを共同開発し、共同で生産してきた。今回両社は、排気量2.0リットル以上のディーゼルエンジンに関して、今後はそれぞれが開発したユニットに切り替えることを明らかにした。
その理由について両社は、「新しい排出ガス規制への対応や、将来のニーズを考慮した結果」と説明する。
なお今回の決定が、現在の両社のエンジン共同生産事業に与える影響はないという。また、2014年から欧州で導入されるユーロ6の排出ガス規制への対応にも、影響はないとのこと。
両社は、「今回の決定は中期的に、商用車事業のみに影響を与えるだろう」とコメントしている。