ルノー・ジャポンから、同社の基幹車種『カングー』の上級グレードである『カングーイマージュ』が発売された。
「昨年の東京モーターショーに参考出品し、早くこれを市場に出してほしいと嬉しいリクエストが数多くあり、ようやく発売にこぎつけました」とは同社大極司COOの弁。
その特徴について、プロダクトプランニングマネージャーのブレン・フレデリックさんは、「上級グレードなので、メタリックカラーしか導入しません。また、フロントバンパーが変更される他、ヘッドランプマスクがブラックとなり、そして、15インチのアロイホイールを採用しています」と標準モデルとの違いを説明する。
また、インテリアについても、3トーンのシートや革巻きステアリングなどを採用し、「お洒落な内装に変身しています」(ブレンさん)。さらに、安全性ではESPが標準装備されている。
ブレンさんによると、カングー及びカングーイマージュは、フランスはパリの北250kmほどのところにある、ベルギー国境のそばのモブージュという街の工場で造られている。そこでは、1997年から本格的にカングーの生産が開始され、これまで300万台以上が生産されたという。この工場の生産能力は1時間で約50台のカングーが生産され、去年は14万台生産したと話す。
そして、日本では、「累計(2002~11年)1万2500台を販売し、大ヒットとなっています。同時期の販売台数の半分程度を占めているのです」とし、カングーイマージュを投入することで、さらなるヒットを目指す模様だ。