東京工芸大学は、2月15日から22日の8日間、全国の15歳から49歳の男女を対象に、「ナチュラルユーザーインターフェースに関する調査」を実施。その結果を公表した。
調査は、携帯電話によるインターネットリサーチで実施、男女各500名、10代・20代・30代・40代各250名、計1000名の有効サンプルを集計した。
ナチュラルユーザーインターフェースとは、昨今普及が進む「タッチパネル」や「ジェスチャー認識」、「音声対話システム」といった、人間の五感や人間が自然に行う動作によって機械を操作する方法。
音声対話システムの採用を期待する製品を複数回答形式で質問したところ、「テレビ・レコーダー」が53.8%、「カーナビ」が52.0%と、それぞれ5割超の回答を得た。次いで「パソコン」が44.6%、「エアコン」が42.1%、「照明」が41.0%、「自動車」が40.5%だった。
エアコンや照明などの従来からリモコンなどで離れた場所から操作することのある製品のほかに、「パソコン」や「カーナビ」など、インターネットや端末内部にある情報の検索・利用を行う製品が上位回答に挙がった。
性年代別に比較すると、30代・40代の男性は「カーナビ」、「自動車」が高く、20代・30代の女性は「デジカメ」、10代女性は「電子辞書」、40代女性は「掃除機」が、他の層と比べ高い数字となった。