新明和工業は29日、テールゲートリフタ(荷役省力化装置)の床下格納タイプ「かくのうゲート」の新モデルを開発、4月2日から受注を開始すると発表した。
テールゲートリフタは、バン型車両等の後部に取り付ける昇降装置。床下格納タイプは、リヤ扉の開閉時に妨げとならず、物流センターなどリフト機能を必要としない作業現場では、荷物の搬出入が短時間で行える点が特長。
今回開発した「かくのうゲート」の新モデルでは、従来のコード式における断線や電池式の電池切れによるトラブルを防ぐことを目的に、業界で初めて充電式ラジコン操作スイッチを標準設定した。
また、床下に折り畳んで格納するプラットホームに、2トン車級としては初めて「2枚折れ」仕様を設定するなど、荷役作業をより効率良く行う機能を備えている。さらに、プラットホームのデッキ部及びスライドレールをアルミ化し、軽量化と耐久性の向上も図られている。
新製品は、今年7月に適用される車両突入防止装置の保安基準に対応する装置型式を取得している。