7月末、英国で開幕するロンドンオリンピック。その公式スポンサーを務めるBMWは、大会のオフィシャル車両の引き渡しを開始した。
これは23日、BMWが明らかにしたもの。BMWは合計4000台の車両をロンドンオリンピックに提供する計画だが、最初の40台が納車されたのだ。
この40台は、新型『3シリーズ』と『5シリーズ』で構成。欧州仕様に設定されるクリーンディーゼルという点に注目したい。
ロンドン五輪で使用されるのは、「320dエフィシエントダイナミクス」と「520dエフィシエントダイナミクス」と呼ばれるグレード。直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼルは、最大出力184ps、最大トルク38.7kgmを発生する。
アイドリングストップ、シフトアップインジケーター、ブレーキエネルギー回生システム、オンデマンド制御の冷却フラップ、専用ギアレシオなど、燃費向上に効果のある数々の特別装備を採用。520dエフィシエントダイナミクスの場合、欧州複合モード燃費は22.22km/リットル、CO2排出量は119g/kmというクラストップレベルの環境性能を実現している。