コスモ石油の次期社長に内定した森川桂造副社長は、今後の石油業界の今後の展望について「国内の石油需要の減少は避けられないと認識している」と国内石油需要の先行きが厳しいとの見方を示した。
森川氏は「国内需要がどれくらい減少するのかは議論があるが、需要のマイナスは避けられない」と述べた。その上で「減少しているとは言っても年率数パーセントのマイナスで、90%の需要はある。2020年になっても第一次エネルギーの主流であり続けることは間違いない」と述べた。
さらに競争は激しい状況が続くものの「(需要の)減少すれば、適正生産・適正販売に向かいマージンが良化するのでは」との期待も示した。