三菱自動車が今年夏ごろの日本発売を予定している新型車『ミラージュ』。ここタイでは日本に先駆けて正式発表がおこなわれ、市販モデルがバンコクモーターショーの三菱ブースに大量展示されているのだ。ミラージュはタイが主要生産拠点で、日本仕様もタイ工場で生産されることになっている。
ライバルは同じくタイで生産する日産『マーチ』、そしてアジア戦略車のホンダ『ブリオ』。価格は38万バーツ(約104万円)となっていて、これはマーチのベーシックグレードと同価格であり、ブリオの39万9900バーツ(約108万円)に比べるとやや安く設定されている。日本人の感覚からすると意外に高いように思えるのは、タイでは車両価格に物品税(認定されたエコカーは17%)が含まれているからだ。
タイでは現在、はじめて自動車を購入する人に対して物品税を最大10万バーツ還付する「エコカー減税」を実施中。手ごろなプライズタグを付けたミラージュも、この減税の助けもあり「はじめてマイカーを購入する層」を中心に大ヒットすることが予想されている。