人生の最後の旅立ちに使われる霊柩車。欧州でこのほど、世界で最も豪華な霊柩車が発表され、注目を集めている。
この霊柩車を発表したのは、イタリアのBIEMMEスペシャルカーズ社。英国の超高級車メーカー、ロールスロイスの『ファントム』のロングホイールベース仕様、「エクステンディッド・ホイールベース」(日本国内参考価格5544万円)をベースに開発された『Hearse B12』だ。
霊柩車への改造にあたって、ファントムの全長6m超の車体を、約7mへ1m延長。後方へ伸ばされたルーフはハイルーフ化されており、巨大なガラスエリアを備えた霊柩車に変身した。もちろん、アルミやレザーなど厳選された600点の素材をふんだんに使用した室内は、最上級の仕上がり。
同社はこのHearse B12の価格を正式決定していないが、改造費だけでも50万ユーロ(約5470万円)と見られている。