【メルセデスベンツ SL 日本発表】伝統と新しさ

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メルセデスベンツSLクラス
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6世代目となるメルセデスベンツ『SLクラス』が早くも日本に登場した。デザインの特徴について、商品企画・マーケティング部商品企画2課の古川麻樹さんは、「SLの伝統やアイコンとなるような部分を残しながら、最新世代のメルセデスらしさを、スポーツカーレンジのトップに君臨するSLに表現しています」という。

伝統的なSLらしさとして、SLの名の由来でもあるスポーツとライトウェイトというキーワードを挙げ、商品として具現化されていると古川さんは語る。その上で、「デザインは、ロングノーズショートデッキという、今では月並みな表現ですが、これをSLの伝統として表現しています。他メーカーもそれに追随していますが、SLは初代から6代目までこのプロポーションを守っているのです。その上で、その時代にあった新しいデザインを提案してきています」と話す。

その新しいデザインは、ディテールではあるがと前置きしたうえで、「フロントフェイスはまさに最新世代のメルセデスの顔となっています。特に、曲線を描いたきれいなLEDのポジションライト。そして、テールランプもLEDのチューブを使うことで、ワイドアンドロウ感を出しています。このあたりは新しい世代のSLを表現しています」。そのフロントフェイスには、SLの伝統的なシングルルーバーが備わっている。

サイドのキャラクターラインも、伝統的なSLが持つデザインと、2012年に登場する新しいクルマらしいデザインの両方が表現されており、フロントフェンダーにあるアウトレットもSLの伝統たるものである。

古川さんは、「最初に見た時に“格好いい”と思いました」と笑う。「写真で見ていた時と比べてワイドアンドロウ感や車格感というものを感じました。今回も押し出し感はなくはないですが、一時期のメルセデスにあったような必要以上な感じはないと思います。そういうところをデザインで狙っていると思うのです」とした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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