GSユアサは16日、英国のF1チーム、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスにF1マシン専用の車載リチウムイオンバッテリーを開発・供給すると発表した。
同社は、1992年以来、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスチームと車載バッテリーのオフィシャルサプライヤー契約を継続。21年目となる今年は、リチウムイオンバッテリーでの供給を行う。
F1マシン用のバッテリーには、高い性能と信頼性が求められるが、同社のリチウムイオンバッテリーは、日本製ロケット「H-IIA」、人工衛星「こうのとり」、ボーイング「787」などに採用されるなど、特殊環境下での実績を持っている。
同社では、技術詳細は契約上明らかにできないが、これまで培ってきたリチウムイオンバッテリーの開発技術力を活かし、チームの期待に応えたいとしている。