日本自動車工業会の志賀俊之会長は15日の定例会見で、海外メーカーによる業界再編が活発化していることについて「それぞれの会社の持っているリソースを合従連衡によって補いながら成長を果たしていくというニーズが高まってきている結果」との見方を示した。
志賀会長は「あくまでも一般論」と前置きしたうえで、「いま自動車市場はいろいろな所で変化が起こっており、ある技術の分野であったり、局地的な地域での協力といったニーズが高まっている」と指摘。
さらに「日本の自動車メーカーも優位性のあるものを持っているので、色んな形で他のメーカーと協力関係を進めながらお互いに成長していくというシナリオは当然のごとく考えられる」と、海外発の合従連衡の動きが日本メーカーにも波及する可能性も示唆した。