光岡から限定車として発表された『ガリュークラシックジュエル』と『ビュートジュエル』は、宝石である京都オパールをエンブレムにあしらうというこだわりを持っている。
同社開発課課長兼工場長の青木孝憲さんは、「我々小さいメーカーが、ユーザーに喜んでもらえるのは、真心こめて一台ずつ、そして、色々なこだわりを乗せて丁寧に作ること」とし、「富山で職人が一台ずつ手作りで作っているところがユーザーの共感を得ていると思います」と語る。
そのこだわりのひとつとして、今回京セラが提供する京都オパールを採用した。「光岡のスタッフが、展示会で京都オパールを見て、これは面白いなと感じたのがきっかけです」。
ただしエクステリアに宝石を飾るには苦労もあった。「コンマ2~3mmのシート状にカットした宝石を使うのですが、非常にもろいのです。そこを、京セラはとても苦労して作ってくれました」と話す。同時に、光岡も「宝石を外装に使って、すぐ白化するかなど、1年間色々テストをしました」と振り返る。
青木さんは、「決してひけらかすわけではなく、はっと気づいて、ああそうなんだと思わせるのがポイントです」と語った。