イタリアのデザイン工房、ベルトーネは6日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー12において、コンセプトカーの『ヌッチオ』をワールドプレミアした。
ベルトーネといえば、1970年代から、大胆なウェッジシェイプのミッドシップスポーツカーを製作してきた。その代表作といえるのが、1970年のトリノモーターショーで発表されたコンセプトカー、ランチア『ストラトス・ゼロ』。このデザインをモチーフに開発されたのが、ヌッチオだ。
ストラトス・ゼロは、ランチア『フラビア』の車台やパワートレインを使いながら、大胆なデザインのミッドシップスポーツカーを完成させた。フロントノーズからルーフへのラインは、ほぼ一直線。そのため、フロントガラスをハッチのように開閉し、乗降するというユニークなコンセプトカーだった。
ヌッチオも、ミッドシップレイアウトのスポーツカーを提案したコンセプトカー。フロントノーズからルーフにかけての部分には、ストラトス・ゼロのイメージが見事に再現されている。