米国の大手自動車部品メーカー、デルファイオートモーティブ(以下、デルファイ)は6日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー12において、コンセプトカーの『F1 FOR 3』を初公開した。
同車は、イタリア出身のデザイナー、フランコ・スバッロ氏がデザインを担当。F1マシンのようなオープンボディに、前席1、後席2の3シーターレイアウトを採用している点が非常に斬新だ。
デルファイはこのF1 FOR 3で、「コネクティビリティ」をテーマに、数々の新技術を提案している。それらを列挙すると、走行中の車内から安定したインターネット接続を実現する「デルファイコネクティビリティシステム」、ダッシュボード中央のモニターに機能を集中させた「デルファイインテグレーテッドセンターパネル」、使いやすさを追求したオーバーヘッドスイッチの「デルファイルーフモジュール」など。
これらは全て、自動車メーカーから採用してもらうことを目的とした先進技術のショーケースである。