3月6日、スイスで「ジュネーブモーターショー 2012(82e Salon International de l'Auto)」が開幕する。オープンを控える5日、前日の「PALEXPO」ではブースの設営が進められている。
各地のモーターショーでは環境対応のためハイブリッドやディーゼル、EVなどが注目されているが、ジュネーブモータショーでは例年ハイパフォーマンスカーが話題を集める。今年もその例外に漏れず、すでにモーターショー前の予告として、フェラーリ『599』後継モデル、BMWの新型『M6クーペ』、ポルシェの新型『ボクスター』、またMINI『クロスオーバー JCW(ジョン・クーパー・ワークス)』、シトロエン『シトロエン DS4 レーシングコンセプト』などが目白押し。
これ以外にも基幹モデルであるアウディ『A3』やメルセデスベンツ『Aクラス』のそれぞれ新型がこのショーでデビューするほか、フィアット『500L』 やジャガー『XFスポーツブレーク』などの追加モデルも登場する。
日本メーカー勢は、日産が特に力を入れており『ノート』の後継と目される『インビテーション』、SUV『ハイ-クロス・コンセプト』、EVスポーツ『EMERG‐E』などを出展。トヨタは『86』が車名を『GT86』として現地デビューを飾り、走りの楽しさを前面に訴える展示を用意するなど、これまでの環境重視のブース構成から方向修正がなされる模様だ。
会場内では、フォルクスワーゲンやルノー、フィアット、フェラーリなど地元の注目度が高いメーカーはブースの周囲に黒幕をおろして展示車両やプレスカンファレンスのリハーサルが見られないようになっており、その内実をうかがい知ることはできなかった。
ジュネーブモーターショーは6日の7:30(日本時間の15:30)から開場し、7:45のブガッティを皮切りにプレスカンファレンスがスタートする。