【ベントレー コンチネンタルGT V8 試乗】実質的な贅沢か…金子浩久

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ベントレー・コンチネンタルGT V8
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これまで6リットルW型12気筒が搭載されてきたベントレー『コンチネンタルGT』に対して、新開発の4リットルV8を積む「GT V8」。

ただ排気量を小さくしただけでなく、ガソリン直噴と気筒停止、新型ターボチャージャーと8速ATなどを装備した、新しいモデルと考えるべき。排気量は小さくても507馬力もあるので、日本の路上で乗る分には十分以上に速い。

燃費もW12に較べれば確実にいいはずだ。約80kg軽くなっている分、フットワークも軽い。ESC(横滑り防止装置)もアップデイトされたソフトウエアが搭載され、重量の軽さと相まって、姿勢の乱れを修正する制御が細やかだ。エンジンが改まっただけでなく、若々しくフレッシュな走りっ振りが印象的。

V8であっても十分に“贅沢”ではあるけれども、W12は“贅沢のための贅沢”として存在意義を今後も全うしていくのだろう。となれば、GT V8は、矛盾しているかもしれないが“実質的な贅沢”か?

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

金子浩久|モータリングライター
1961年、東京生まれ。主な著書に、『10年10万キロストーリー 1〜4』 『セナと日本人』『地球自動車旅行』『ニッポン・ミニ・ストーリー』『レクサスのジレンマ』『力説自動車』(共著)など。

《金子浩久》

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