「ソフトコンパウンドのデグラデーション(摩滅)が解決できる目処さえつけば、シーズン後半にもアグレッシブな方向に変更する可能性がある」と、ピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーが表明した。
テストで得られたデータが直ちにレースに当てはまるわけではないし、シーズン中に遭遇する高温で状況が変わる可能性はあるものの、ピレリとしては今の開発方向を変える用意があるという。
ヘンベリーが狙うのは、ソフトタイヤをよりレース展開を混乱方向へ導く、リスキーなコンパウンドに調整することだ。5月のモナコGP前まではコンパウンド変更をすることはしないが、場合によっては5月上旬に新ソフトタイヤのテストをする可能性はあるという。