トヨタ自動車が2012年夏、欧州市場で発売する『プリウス プラグインハイブリッド』(PHV)。その燃費などの環境性能が最終確定し、公表された。
これは28日、欧州トヨタが発表したもの。欧州の基準に照らした燃費やCO2排出量などの環境性能の確定数値が、明らかにされたのだ。
プリウスPHVは、『プリウス』よりも大容量の二次電池を搭載し、EVモードでの走行距離を拡大したモデル。欧州仕様のEVモードでの最大航続可能距離は、25kmと公表された。これは、当初見込み値の23kmを若干上回る。
欧州複合モード燃費は、ハイブリッドモード時が27km/リットル、EVとハイブリッドの複合モード時が47.6km/リットル。CO2排出量は、ハイブリッドモード時が85g/km、EVとハイブリッドの複合モード時が49g/kmと、優れた環境性能を実現した。
また、充電時間は約90分。最大航続可能距離はEVモードの25kmにハイブリッドモードの1216kmを加えて、1241kmと公表されている。