【ジュネーブモーターショー12】トリノのデザイン学校、イタリアの名車を復活へ…チシタリア202 E

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イタリアの名車、チシタリア202へのオマージュとして製作されるコンセプトカー、チシタリア202 Eのデザインスケッチ
  • イタリアの名車、チシタリア202へのオマージュとして製作されるコンセプトカー、チシタリア202 Eのデザインスケッチ
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IED(ヨーロッパデザイン学院)は3月6日、スイスで開幕するジュネーブモーターショー12において、コンセプトカーの『チシタリア202 E』を初公開する。

IEDは、1966年に設立された欧州で有数のデザイン専門学校。イタリアに4か所、スペインに2か所、ブラジルに1か所の世界7か所で開校しており、総学生数は800人以上に達する。在学中、企業でデザインを実践できる機会が多く与えられることで知られ、卒業生は各方面で活躍中だ。

チシタリア202 Eは、イタリア・トリノ校のマスターコースに在籍する学生が手がけたコンセプトカー。1947〜52年にかけて、わずか170台のみが生産された名車、『チシタリア202』へのオマージュである。

チシタリアは1946年、ピエロ・ドゥジオ氏がイタリア・トリノに設立したレーシングカー製造会社。チシタリア202は、1089ccの4気筒エンジンを搭載。最大出力55psを引き出し、最高速160km/hの性能を誇った。数々のモータースポーツで栄光を手にした同車は、その1台がニューヨーク近代美術館に、「動く彫刻」として永久展示されている。

IEDの学生が手がけるチシタリア202 E。車名の「E」はエボリューションの意味だ。最大出力450psのV8エンジンを搭載する、まさにエボリューションモデルになるようだ。

《森脇稔》

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