マツダは16日、新型SUV『CX-5』を日本で販売開始した。同社初の小型SUVだが、同市場にはすでに国内外の多くのメーカーが参入している。しかしマツダの中峯勇二取締役専務執行役員は「出遅れ感はない」と語る。
中峯専務は同日都内で開いたCX-5発表会で一部報道陣に対し「このセグメントはすごく伸びているので、出遅れ感は持っていない。世界をみてもSUVが売れないという市場は少ない、どこをみてもSUVは伸びている。まだまだいけるという感じだ」と述べた。
また中峯専務は「海外でCXシリーズはまだまだ認知度が『MAZDA3(日本名アクセラ)』に比べれば低い」としながらも、「CX-5の導入で(認知度を上げる)チャンスはある。おそらく加速すると思う」との見通しを示した。
マツダはCX-5を日米欧を始めとする100か国に投入し、年間で16万台の販売を計画。全世界のSUV市場で4%のシェア確保を目指している。