クライスラー日本は16日、ジープブランドのエントリーモデルとして、『コンパス』を3月3日より発売すると発表した。
コンパスは、ジープ=SUVといったイメージにとらわない、ハッチバックやクロスオーバーモデルが持つ快適性や機動性を重視したシティークルーザー。日本におけるジープとしては初めて、2WDのみの導入となる。
エクステリアは、フラッグシップモデル『グランドチェロキー』をそのままコンパクトにしたような印象とし、ジープ伝統の7本縦型スロットグリルは、各スロットをクロームで縁取り、よりシリアスで洗練されたルックスとしている。また、クォッドリフレクターヘッドライトや高出力プロジェクターフォグランプを採用することで、前方照射性能の改善とともにシャープで高級感あるフロントマスクを創り上げている。
インテリアは、ツートーンカラーで演出。レザーシート、ソフトタッチ素材のドアトリムパネル、マルチファンクション機能を搭載したステアリングホイールや、インストルメントパネル。多機能センターコンソールなどを採用し、上質で利便性に優れた空間に仕上げている。
パワーユニットは、2リットル直列4気筒DOHC 16バルブワールドエンジンにデュアル可変バルブタイミング(VVT)を搭載。無段変速トランスミッションCVT2との組み合わせにより最高出力156ps、最大トルク19.4kgmを発揮。CVT2には、マニュアルトランスミッションのようなギアシフトが行えるオートスティックを採用している。
安全面では、ABS、ERM(エレクトロニック・ロール・ミティゲーション)付きESP(エレクトロニック スタビリティ プログラム)を標準装備。また、ESPシステムは、様々な路面状況でドライバーが進路をキープする操作を補助するとともに、横転を防止。優れた安全性を実現している。フロント/リアサイドカーテンエアバッグ、フォースリミッター付プリテンショナーフロントシートベルトなども標準装備し、乗員の保護性能も高めている。
価格は298万円から。