オートバックスセブンが発表した2011年4-12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比20.9%減の129億6100万円と減益。売上高は横ばいの1876億6600万円だった。
カー用品販売では、タイヤや地上デジタルチューナーの販売は順調だったが、カーナビゲーションシステムは震災やタイの洪水で供給に影響があったほか、単価の下落で売上が減少した。
車検実施台数は同8.4%増の37万3000台と順調だった。車販売・買取事業では東北地方での中古車小売が好調で販売台数は同6.9%増の1万2400台となった。
収益では前年と比べて為替差損が減少したほか、収益の高い車検や中古車小売の増収で経常利益は同28.1%増の144億0900万円と、大幅増益となった。
また、当期純利益は、店舗の移転や退店に伴う固定資産の売却損、店舗整理損などの特別損失を計上したものの、同40.7%増の82億4500万円となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。