15日、鈴鹿サーキットにおいて、4回目となるCoppa di SUZUKAが開催された。主催はCoppa di SUZUKA実行委員会。
昨年は、大雪の影響でサーキットがクローズされ、中止の憂き目にあったため、1年空いての開催となるCoppa di SUZUKAであるが、例年通り、30台近いエントリーがあり、45分間のサーキット走行を楽しんだ。
今回のエントリーの中で最大のトピックは『ローラT70』が走ったことだろう。1960年代後半のレースシーンにおいて、トヨタと日産の2大カーメーカーと、プライベーターのタキレーシングチームの強烈な優勝争いを表現した「TNT戦争」の真っただ中、1968年に開催された日本グランプリにタキレーシングがエントリーしたクルマそのものが、今回走ったローラT70なのである。
実際に鈴鹿サーキットでの走りは現役そのもので、ストレートを爆音で走り抜けるその姿に、他のエントラントや観客は魅了されていた。