東京オートサロン2012。富士重工ブースには、スバル『BRZ』のコンセプトカーとして、スバル車専門のチューニングパーツメーカーPROVAによるカスタマイズモデルが展示された。
展示車両は、ダウンフォースを意識したエアロパーツの装着や、ブラックのボディカラーにオレンジのラインをアクセントカラーとして取り入れているところが特徴的。
今回展示されたコンセプトカーは、スバルがPROVAに制作を依頼、PROVAでは、若い人から車を知り尽くした大人までを対象に、“こういう風に変えるとまた違った感じだね”と思ってもらえるカスタマイズにしたという。
カスタマイズを手がけたPROVAの佐藤裕一氏は、「我々PROVAとしては、エンジンパワーというより“走って楽しい”といったところを追求しています。今までのスバルというとターボが付いて4WDといったイメージかと思いますが、スバルがNAでFRのスポーツカーという新しい形状のものにチャレンジしてますので、我々としてもどういう風にスポーツカーを定義するのかをカタチにしてみました」。
「パッと見て目を引くのはリア周りの形状だと思います。吸気のチューニングは純正車でもよく仕上げられていますので、今回はエキゾーストノートを強調しようと、マフラーを含めリア周りを大胆にチューニングしました。また、エアロパーツやアクセントラインを低いところに持っていくことで、より低重心であることを強調しています」。
「外観はエアロパーツで固めていますが、見えない足回りやブレーキの部分についてもカスタマイズされていますので、このまま乗って頂いて楽しめるものに仕上がったと思います」と、コンセプトカーの仕上がりについて述べた。