スズキのインドネシア子会社、スズキ・インドモービル・モーター(SIM)は、四輪車と二輪車の市場が拡大しているインドネシアにおいて、新工場建設のための用地を取得した。
SIMが取得した用地はジャカルタ東方の工業団地にあり、面積は約130万平米、土地取得のための投資額は約100億円。
今回の土地取得は、内作化の促進による現地調達率の引き上げが目的で、鋳造、鍛造、アルミダイキャスト等の部品製造を含むエンジン工場の建設を予定している。
スズキは現在インドネシアに2か所の工場があり、二輪車年間100万台、四輪車年間8万台の生産能力をもっているが、今回の土地取得によって将来的な工場の集約や生産能力の増強も可能となる。
SIMでは、2012年春頃に7人乗り3列シートの乗用車を生産・販売する計画。 また、インドネシアのグリーンカー政策に則したエコカーの生産についても検討している。