ホンダジェット量産型3号機が初飛行に成功

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ホンダジェット量産3号機(赤/白)
  • ホンダジェット量産3号機(赤/白)
  • ホンダジェット量産2号機による構造試験
  • ホンダジェット量産2号機による構造試験
  • ホンダジェット量産型3号機初飛行。左からステファン・ヨハンソン機長、ホンダエアクラフトカンパニー藤野道格社長兼CEO、トム・モーラー副操縦士。

ホンダは、航空機事業の子会社であるホンダ・エアクラフト・カンパニー(HACI)が小型ビジネスジェット機ホンダジェットの米国連邦航空局(FAA)型式認定取得に向けて、飛行試験用の量産型3号機が11月18日に米国ノースカロライナ州のピードモントトライアッド国際空港で初飛行に成功したと発表した。

今回の初飛行では、降着装置、高揚力装置などの性能試験、機体の操作安定性試験、データシステム、着陸システム試験など基本性能やシステムを確認した。

量産型3号機の本格的な飛行試験の開始に加え、HACIは、機体強度などを確認する構造試験も順調に進めており、構造試験用の量産型2号機による制限荷重試験をすべて完了した。これら一連の試験でホンダジェットの構造強度を確認できたことで、FAAの認定基準を満たす機体の開発が順調に進んでいることを実証したとしている。

2010年12月20日に初飛行した量産型ホンダジェットは、最高速度425ノット(約787km/h)、最大運用高度4万3000フィート(約1万3100m)と上昇速度毎分3990フィート(約1216m/分)をそれぞれ記録している。

2012年には、飛行試験用の量産型4号機、5号機や構造試験用の機体が追加される予定。

《レスポンス編集部》

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