東京モーターショー11、シトロエンのブースの展示車は「DS」ラインのみ。ジャパンプレミアで参考出品の『DS5』と発売済の『DS4』、限定発売の『DS3 Racing』。シトロエンといえばハイドロを期待している古くからのシトロエンファンには残念だが、会場は“バネ”シトロエンばかりだ。
それでも、シトロエンに期待する人は来場をすすめたい。シトロエンの特徴はハイドロのほか、個性的なスタイリングであったのは間違いなく、その個性を前面に押し出しているのがDSラインであるからだ。
DSラインの各車の形は独特で、写真で見ただけではすべてを理解することは不可能と言える。肉眼でさまざまな角度からじっくり見ると、人それぞれのカッコ良いと思えるアングルを発見するはず。カメラでたくさん撮影する余裕があれば、その時間、スタイルを自分の目に焼き付けることに費やしてほしい。
特にジャパンプレミアのDS5の実物を見る機会は貴重。グラスエリアを多用したルーフや、腕時計のベルトを模したと言われる形状のシート表面なども確認しておきたい。