JFEエンジニアリング、給電できるEV急速充電器の実証を開始

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実証のイメージ図
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JFEエンジニアリングは、ローソン川崎富士見一丁目店(川崎市川崎区富士見)に自社開発した電気自動車(EV)用蓄電池搭載型急速充電器「ラピダス」を設置し、電力ピーク時の電力補助や停電時の非常用電源を供給する技術の実証実験を開始する。

実証実験は、環境省が公募する2011年度地球温暖化対策技術開発等事業(競争的資金)に、JFEエンジニアリングが「EV用急速充電器と太陽光発電を活用した電力平滑化技術と停電対応技術の開発と実証」として応募、採択されたもの。期間は、交付決定後から2013年3月までの予定。

今回の実証では、ラピダスの蓄電池機能を活かし、蓄えた電力の店舗供給の有効性を検証する。ラピダスを設置したローソンでは、EVで来店した顧客に対する充電サービスを提供する。加えて、蓄えた電力を店舗のピーク電力平準化に使用したり、停電時における店舗機能維持のための電力供給に用いる。実証を行う店舗は、低圧受電のまま急速充電器を設置する。

東日本大震災以降、節電対策が求められており、EVは今後の低炭素社会実現に向けて普及の拡大が見込まれている。こうした環境下、店舗での電力ピークカット対策とEV社会の集客向上にラピダスを活用する。

同社は今回の実証を早期に完了してコンビニエンスストアなどの店舗にラピダス設置を提案してCO2削減や電力問題の解決に貢献していくとしている。

《レスポンス編集部》

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