日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、プレスブリーフィングで同社のモータースポーツ事業を担当する「NISMO」(ニスモ)ブランドを、量販モデルにも積極的に展開していく計画を発表した。
日産は今回の東京ショーで『ジュークNISMO』のコンセプトモデルを出品している。ゴーン社長は同モデルへの採用を「NISMOブランドを拡大するためのスタートライン」と位置づけた。
ジュークは昨年、グローバルに市場投入したばかりだが、すでに累計販売は23万台近くに達している。SUVであるため、NISMOブランドとしての展開も効果的と見られる。
ゴーン社長はNISMOの開発体制を強化するため、同社の拠点を都内から日産の研究開発拠点に近い、横浜市に移転する計画も明らかにした。新拠点はグローバルなレース活動とパフォーマンスカーの開発センターとする。