新型レクサス『GS』に用意されるハイブリッドグレード、「GS450h」。同車の欧州仕様の環境性能が公表され、競合車を凌ぐクリーンさが明らかになった。
これはレクサスが23日、発表したもの。新型GS450hの欧州複合モード燃費は16.95km/リットルと、従来比で23%向上。また、CO2排出量は137g/kmとアナウンスされたのだ。
レクサスがアピールするのが、欧州市場で重視されるCO2排出量の低さ。レクサスによると、新型GS450hの137g/kmは、インフィニティ『M35h』(日本名:日産『フーガハイブリッド』)の162g/kmを大幅に下回るのはもちろん、BMW『アクティブハイブリッド5』の149g/km、アウディ『A6ハイブリッド』の146g/kmにも勝っているという。
また、欧州で人気のディーゼル車に対しても、新型GS450hはCO2排出量性能で優位に立つ。レクサスによると、BMW『5シリーズ』の直列6気筒ターボディーゼル、「530d」の139g/km、アウディ『A6』のV型6気筒ターボディーゼル、「A6 3.0TDI」の156g/kmを凌ぐとのこと。
新型GS450hは、直噴3.5リットルV型6気筒ガソリン「D-4S」エンジンに、モーターを組み合わせたレクサスとしては2世代目のハイブリッドシステムを採用。トータル出力343psを引き出し、0-100km/h加速5.9秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を誇る。
レクサスは、新型GS450hの137g/kmのCO2排出量に関し、「欧州Eプレミアムセグメントにおいて、同等の出力を備えたディーゼル、ハイブリッドの中で最も優秀」と説明している。