日産自動車が第42回東京モーターショーに参考出品する小型商用バン『NV350キャラバン』は競合車を意識したスペックになっている。
国内の小型商用バン市場で日産『キャラバン』は、トヨタ自動車の『ハイエース』に大きく水をあけられている。その理由のひとつにあげられるのが荷室長だ。キャラバンの最大荷室長2800mmに対しハイエースは3000mmとなっている。
このためNV350キャラバンはホイールベースの延長やクラッシャブルゾーンの見直しなどにより、最大荷室長をクラストップの3000mm超とした。さらにリアシートはハイエースがベンチシートとなっているのに対し、5:5分割可倒式を採用。このためリアシートの片側を折りたたむことで3000mm超の長尺物を収納しても、後席に1名乗車することを可能にしている。
日産はNV350キャラバンを来年夏に発売する予定という。