13日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー11。BMWのブースでは、電動化技術に特化して新たに立ち上げられた「i」ブランドの2台がお披露目された。もうひとつ、注目できるのは、電動スクーターだ。
これはBMWの2輪車部門、BMWモトラッドが初公開した1台。これまで『コンセプトビークルBMW Eスクーター』と呼ばれて開発を続けてきた電動スクーターが、『コンセプトe』として初めて披露されたのだ。
現段階ではコンセプトモデルではあるが、市販が前提。モーターは後輪前方に配置され、バッテリーは車体中央にレイアウトされる。
モーターやバッテリーの諸元は未公表。BMWによると、0-60km/h加速タイムは、排気量600ccクラスのガソリンスクーターと同等だという。
また、1回の充電で、最大100kmを走行可能。充電時間は、家庭用コンセントで約3時間だ。減速時にエネルギーを回収するブレーキエネルギー回生システムを装備。また、リアビューカメラを採用することで、サイドミラーを廃している。
グリーンをアクセントカラーに使ったコンセプトe。 充電ソケットは欧州だけでなく、北米と日本の規格にも対応しているというから、市販時には、日本への導入も期待できそうだ。