英国ロータスカーズは13日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー11において、『エヴォーラ GTE』を初公開した。
同車はルマン24時間耐久レースなど、国際GTEカテゴリーに参戦中の『エヴォーラ』のレースマシンのノウハウを、応用して開発されたモデルだ。
ミッドシップに置かれるエンジンは、『エヴォーラS』用の3.5リットルV6スーパーチャージャーをチューニングしたユニット。最大出力は444psと、エヴォーラSに対して、94psものパワーアップに成功した。同社によると、歴代ロータスの市販車しては、最強の出力だという。
空力性能を引き上げる専用バンパーや大型リアウィングは、GTEの専用装備。前後バンパー、サイドドア、リアウィングはカーボンファイバー製として、エヴォーラS比で、105kgの軽量化を図った。レカロ製バケットシートもカーボン製だ。
ロータスカーズの親会社、グループロータスのダニー・バハーCEOは、「エヴォーラ GTEは中国で、すでに114台の受注を獲得。これを受け、全世界に販売エリアを拡大する」と宣言している。