スバル富士重工業の第1四半期決算…震災と円高の影響で営業利益は52.9%減

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富士重工業は2日、4〜6月期(第1四半期)連結業績の概要を発表した。

東日本大震災による大幅な生産台数減の影響により、スバル車の海外販売は前年同期比23.8%減の8万8000台。一方、国内販売では、商品力強化をしたインプレッサなどの受注好調、新型車トレジアの上乗せなどで前年同期を上回ったものの、軽自動車が前年を大きく下回り、国内販売全体では同13.2%減の3万1000台。全世界合計の販売台数は同21.3%減の11万8000台。連結売上高は同18.9%減の3004億円となった。

営業利益は諸経費削減に努めたものの、販売台数の減少と円高の影響により、前年同期比52.9%減の107億円。経常利益は同51.7%減の117億円。純利益は本社ビル売却による特別利益261億円の計上で、同48.7%増の285億円となった。

また通期連結業績見通しについては、為替レートの先行きの不透明感や、生産の本格的な回復時期を10月以降と見通していることから前回7月の発表値を据え置くとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

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